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zoom RSS 「障がい」表記になぜ反対か その2

<<   作成日時 : 2009/12/23 18:11   >>

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そもそも「障害」という漢字は明治時代に作られた言葉で「障碍」の当て字でもある。「碍」の字があまり一般的でもなく、戦後、当用漢字表から漏れたので、「害」の字を当てたという次第。このあたりの事情は、こちらこちらのブログに詳しいので、是非、読んでいただきたい。これを読んでいただければ分かるが、「障害」は非人道的だが、「障碍」は正式な名称だからこちらを使うべきだという意見は多く、一般的になりつつある。
しかし、「碍」も「害」も「蓋」に通じる字であり、「おおう」「へだてる」という意味から派生した字であることを思えば、まんざら無茶な当て字とばかりはいえないだろう。さらに「当用漢字表」が制定される前から、「障害」という書き方は存在していて、「障碍」もほぼ同義に使われていた。このあたりの事情はここに詳しく書かれてある。さらに、古くは「障碍者」という言葉は存在しない。
こう考えていくと、「障碍者」と書くのが本来正しいという論はあまり説得力のあるものとはいえず、「障害」という表記を避けるために考え出された便法に近いと考えざるを得ない。
それよりも、古来より使われている「障碍(しょうげ)」という仏教用語は悟りを開く道を遮る者や心を言う言葉なのだから、「障碍者」なんて呼ばれた暁には、身体のみならず心まで完全な者を持った状態から隔てられた人と言うことになる。これこそとんでもなく失礼な言葉ではないのだろうか?
それよりも「障害者」という言葉はそんなに差別的なのだろうか?
ここに極めて一般的な意見がある。塩原経央さんの子ども、障がい者 漢字が悪いわけじゃないという産経新聞の記事である。この記事を読むまでもなく、障害者は心身が正常に機能するのに「さわり」や「妨げ」を持っている人という意味である。いわば被害者であり、障害者が正常に機能するのをじゃましたり妨げているわけではない。こんなことが分からない日本人はいないだろうし、いれば説明すればいい。それでも差別的だというのであれば、それはそれを言う人の内の抜き差しがたい差別感のなせる業であろう。
そういえば、昔「障害は個性である」と言い始めた人と話をしたことがある。言うまでもなく障害はその人が持っている特性の一つであり、そんな個性を持つ人なんかいるわけがないのだが、その人が言うには、「障害という言葉が悲しいほどに否定的に使われるのでね、開き直った」ということであった。悲しすぎる話である。
障害を持った障害者がいる、そんな当たり前のことを認められない心根に問題を感じている。

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内 容 ニックネーム/日時
お説に大賛成である。
ある意見が出されると、無知な人間は意見を出した人間がどれほど思慮深く考察したかどうかなどお構いなく、「新しい」ほうへ賛同する。
また、漢字にはそれぞれ成り立ちがあり、その本質の意味を理解したうえで造られた熟語には、とても奥深い意味が隠されていて、表面的なイメージで良し悪しを判断するべきではないはずであるが、そのような思考回路で物事を読む人の少ないこと。
ネットの世界は、不毛な世界である。
結局のところ、身障者(心障者を含む)を労わる社会になることが重要なのであって、漢字を置き換えて根本的な問題に蓋をしようとする日本人の悪い癖の所業なのであろう。

2014/04/18 09:46

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